【研究所ブログ第77回】学校間連携を考えるワークショップと対話
2月19日(木)、プロジェクト部会は、「学校間連携を考えるワークショップ-対話で見つける共通の志-」を開催します。
申し込みはこちらから→https://k.tokyoshigaku.com/seminar/project/project22.html

以前から私立学校では合同説明会の開催などを通じて学校間連携が活発に行われてきましたが、近年ではその内容がさらに広がり、男子校と女子校がジェンダー問題について対話したり、複数校が大学教授と協働して探究活動を行ったりと、教育内容に踏み込んだ連携も進んでいます。こうした取り組みは、生徒に多様な学びの機会を提供し、社会性や多角的な視点を育む点で大きな意義があります。今後は、私立学校同志様々な点で協力する機会が増えてくる可能性があります。
そもそも「学校間連携」と聞いて、みなさんはどのような姿を思い浮かべるでしょうか。他校教員との情報交換、生徒同士の交流、自校生徒の発表に他校の生徒や教員を招いてフィードバックを得ることなど、さまざまな形が考えられます。他校と協働することで、自校だけでは得にくい価値観の揺さぶりや新たな学びの創出が可能になります。
しかし一方で、「日常業務で忙しい」「一緒に企画できる仲間がいない」「何から始めればよいかわからない」といった理由から、必要性を感じながらも一歩を踏み出しにくい状況も多いのではないでしょうか。
こうした壁を越えるうえで、タムラカイさんの発想や手法は非常に有用です。タムラカイさんが提唱する「ラクガキ」は、絵心や専門知識を必要としないカジュアルな表現方法で、初対面の教員同士でも心理的なバリアを取り除き、安心して対話に参加できる環境をつくります。
また、参加者の思考をその場で図や絵として「見える化」することで、多様な視点を共有しやすくなり、学校間で生じがちな認識のズレを解消する助けにもなります。
さらに、タムラさんが重視する「個の軸」という考え方は、教員が「学校の代表」としてではなく、自身の専門性や情熱を起点に主体的に連携へ関わる姿勢を育み、持続可能な協働体制の構築に寄与します。
そこで今回は、タムラカイさんを講師にお迎えし、「個人のパーパス」を起点に新しい学校間連携を考えるワークショップを企画しました。タムラさんのファシリテーションのもと、対話を通して自身のパーパスを言語化し、それを出発点に共通の志や連携のアイディアを掘り起こしていきます。
連携のアイディアをすでにお持ちの先生方はもちろん、「連携に少し興味がある」「他校の教員と意見交換してみたい」「個人のパーパスを考えてみたい」といった先生方にもご参加いただける内容です。校務ご多忙の折とは存じますが、多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
