【研究所ブログ第66回】フュージョン教育研究会 ワークショップ開催

9月25日(木)、フュージョン教育研究会は、<「ワークショップ」 プロンプト(生成AI)の作り方を工夫して、 生徒が主体的に考える視点を見つける学び 入門編>を開催します。

詳しくは→こちらをご覧ください。

生成AI活用アプローチ.png

今、学校では教科と探究を結びつける授業及び教科横断や社会課題を関係づけた授業づくりが模索されています。その背景として社会の事象と各教科の事象を結びつける「ものの見方・考え方」の重要性が認識されています。

フュージョン教育研究会では、もしもこの「ものの見方・考え方」を生徒自身が自ら身につけることができたなら、それは主体的に考えたり行動したりリーダーシップを発揮するときのレバレッジポイントになるのではないかと仮説を立てています。

そして、この「ものの見方・考え方」を「コンセプトレンズ」と名付け、教師が与えるのではなく、生徒自身が手作りで身につけていくプロセスを授業の中で行っていく授業実践研究をしています。生徒一人一人が自分らしい「コンセプトレンズ」をつくりながらも、それが独りよがりのものではないものに仕上げていく際に、教師との対話、生徒同士の対話は重要ですが、哲学的・認知心理学的な面もあるので、そこは生成AIを活用しながら行っています。

まだ、検証する段階にまでは、行きついていませんが、コンセプトレンズを具体的な社会課題に適用しながら、コンセプトレンズを磨いたり調整していく生徒が徐々に増えている手ごたえを感じています。

その際、生徒は生成AIを作業や文章をつくる道具としてだけではなく、パートナーやメンター、あるいは自らのメタ認知を磨く対話の相手など活用の工夫をしています。

その授業の中で、どのようなプロンプトを創意工夫して生徒が生成AIを活用しているのか、ワークショップを行いながら中間報告として先生方と共有していきたいと思います。


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