【研究所ブログ第52回】数学宿泊研修 授業づくりと評価

令和7年3月24日(月)~ 25日(火)ミナカ小田原 コンベンションホールで、理数系教科研究会(数学)は、「授業づくり合宿ー小田原 春の数学祭2025ー」を開催します。

詳細はこちら→https://k.tokyoshigaku.com/seminar/risuu/mathematics58.html

本研究会は、昨年から、宿泊研修により<生徒の能動的な学習活動を促すような授業づくり>を参加者ともにグループワークで研鑽してきました。その際、大学の先生をお招きし、講演をしていただくと同時に、グループワークの成果物に対し詳細かつ的確なアドバイスをいただいてまいりました。今年は、藤原大樹先生(鳴門教育大学准教授)にお願い致しました。

藤原准教授.png
 
今回は、昨年のテーマをさらに進めて、授業と評価は一体ですから、授業づくりをしてそれによって何を評価するのか、評価づくりにも挑戦します。新学習指導要領において、3観点別評価が導入されています。「知識・技能」、「思考・判断・表現」、「主体的に学習に取り組む態度」の3観点に整理されていますが、能動的な数学活動を促す授業においては、特に「主体的に学習に取り組む態度」の評価が重要です。

グループワーク.png

この3つめの評価に関しては、現場では多くの数学の教師が苦労をしています。非認知能力だとかメタ認知能力などとも関連するといわれていて、従来の評価観では収まり切らないのです。そこで、藤原先生の講義をヒントにグループで自由な雰囲気で授業と評価をワンセットで作っていきます。そして藤原先生にアドバイスをいただきながら、現場で活用できるプランを洗練させていきます。

春期講習や入学式準備などでご多忙とは存じますが、共通の悩みを共に乗り越える創発的対話をいたしましょう。


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