【研究所ブログ第10回】これからの理科教育~2040年ムーンショット目標につながっている

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令和6年2月22日(木)18:00~20:00、理数系教科研究会(理科・化学)は、「工学の魅力とこれからの理科教育の在り方 ~化学や理科全般にかかわる実験・研究を例に~」をテーマに研修を開催します。

詳しくは→https://k.tokyoshigaku.com/seminar/risuu/post-1936.html

研修は「講演」と「パネルディスカッション」の構成で行われます。東京大学メタバース工学部において工学分野の教育研究の普及・促進のために活動されている脇原徹教授(東京大学 工学系研究科化学システム工学専攻)をお招きし、理数・情報全般にわたる工学の魅力やその教育、人材育成の必要性、また化学工学を中心とした具体的内容(ゼオライト研究や環境・エネルギー問題など)についてお話し頂きます。

脇原教授は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)において、ムーンショット型研究開発制度にのっとって、その目標4を達成すべく、《窒素》ゼオライトがひらく窒素循環イノベーションの研究をし、窒素資源循環社会を実現するための希薄反応性窒素の回収・除去技術開発をしています。

このムーンショット目標は2040年から2050年にかけての未来社会を念頭においており、脇原教授は、気候変動で大きな課題になっている炭素循環のみならず、窒素循環の実現を、ゼオライトを学際的に科学や学問をつなげるエンジニアリングによって社会実装しようとしています。

そして、その未来の学際的な科学や学問の領域のベースに中高の理科の学びをつなげようとしている学校教員による実験や探究、研究といった教育活動の事例紹介やパネルディスカッションも予定しています。

具体的な科学内容、実験や探究テーマなどをご提示しながらも本テーマとして掲げる「これからの理科教育の在り方」について、私学の先生方と一緒に考えていきたいというのが、委員の先生方の意気込みです。

学際的な取り組みが結合する工学の視点に立った研修となります。化学に限定せず理科・情報全般の様々なご専門の先生に参加頂ければ幸いです。

※「ムーンショット型研究開発制度」から

ムーンショット型研究開発制度(以下「本制度」という。)は、我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発(ムーンショット)を推進することとし、

未来社会を展望し、困難だが実現すれば大きなインパクトが期待される社会課題等を対象として、人々を魅了する野心的な目標(以下「ムーンショット目標」という。)及び構想を掲げ、最先端研究をリードするトップ研究者等の指揮の下、世界中から研究者の英知を結集し、目標の実現を目指すこと

また、基礎研究段階にある様々な知見やアイデアが驚異的なスピードで産業・社会に応用され、今日、様々な分野において破壊的なイノベーションが生み出されつつある状況に鑑み、我が国の基礎研究力を最大限に引き出す挑戦的研究開発を積極的に推進し、失敗も許容しながら革新的な研究成果を発掘・育成に導くこと

その際のマネジメントの方法についても、進化する世界の研究開発動向を常に意識しながら、関係する研究開発全体を俯瞰して体制や内容を柔軟に見直すことができる形に刷新するとともに、最先端の研究支援システムを構築すること。また、研究成果を円滑に社会実装する観点から、多様な人々との対話の場を設けるとともに、倫理的・法制度的・社会的課題について人文社会科学を含む様々な分野の研究者が参画できるような体制を構築すること。さらに、将来の事業化を見据え、オープン・クローズ戦略の徹底を図ること

等を旨とし、総合科学技術・イノベーション会議(以下「CSTI」という。)及び健康・医療戦略推進本部の下、関係府省が一体となって推進する。

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理数系教科研究会(理科・化学)

委員長 武藤 道郎先生(第2支部 芝 )

委 員 久保田 港先生(第2支部 芝 ) 小島 雄紀先生(第2支部 広尾学園)

    長田 学先生(第3支部 桐朋女子) 熊澤 めぐみ先生(第7支部 香蘭女学校)

東京私学教育研究所 担当:松田・細川


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