受付中
プロジェクト部会エンパワーメントLABO 「事例検討を通じて ―答えは1つじゃない―」

生徒ひとりひとりに寄り添った教育への要望が年々強まる中、生徒やその保護者とのコミュニケーションの必要性は特に高まっています。少しでも生徒や保護者への理解を深め、効果的なコミュニケーションを実現するために、技術や事例を扱う研修も広く行われており、日々の教育現場で実践と試行錯誤を重ねている先生方も多いことでしょう。

しかし、どれほど多くの技術や事例を学んだところで、実際に直面する状況はそれぞれ異なり、一つの解決策ですべてに対応できるわけではありません。「相手の思いをしっかり受け止めることができているか」「自分の思いを伝えることができているか」といった、コミュニケーションの根幹にある不安はつきまとうものです。そうした不安を抱えながらも、生徒や保護者に向き合うためには、同じように奮闘している他校の先生方との共感や意見交換から得られる新たな視点や励ましが、重要な助けとなるのではないでしょうか。

そこで、「保護者対応」をテーマにした事例検討を通じて、様々な立場にある先生方が集い、一人の「教員」として互いに抱える苦悩や喜びを共有し、不安感を和らげる場として本研修会を企画いたしました。この場での交流が、明日からも続く教育活動に向かう先生方を、そっと支えるきっかけなることを願っています。先生方のご参加を心よりお待ちしております。

日時

令和6年11月25日(月)18:00~20:00 (受付17:30~)

会場

アルカディア市ヶ谷(私学会館)会議室

アドバイザー

早稲田大学教職大学院 教授 髙橋あつ子 先生
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千葉大学卒業、横浜国立大学大学院教育学研究科修了。公立小学校において、重度重複障害児学級、障害児学級、通常学級の担任を経験、その間、横浜国立大学大学院教育学研究科で学び修了(学校心理学)。その後、総合教育センター指導主事として教育相談、特別支援教育の体制整備に携わる。2006年より早稲田大学教育学部非常勤講師(兼業)、2007年に公立小学校教頭を経て、翌2008年より早稲田大学大学院教職研究科准教授。2015年に教授、2017年より改組のため早稲田大学大学院教育学研究科教授。主な著書に、『私学流 特別支援教育 面倒見の良さ、丁寧さに特別支援の魂を込める』2018学事出版、『私学流 多様性をインクルージョンする』一ノ瀬秀司共同編2022 学事出版

事例検討について(お願い)

本研修会では、参加者の皆様の実際の体験談や困りごとをもとにした事例を使用し、議論を行う予定です。つきましては、お申し込み時に、これまでに経験された「保護者対応」に関する困りごとや対応が難しいと感じたことについて、その概要、個人の取り組み、学校としての取り組み、その際の思いなどをご回答ください。

※研究協議にあたって、学校名や個人名がわかる形での事例提供はいたしません。
(事例の提供にご同意いただけるかどうかも、申込時にご確認させていただきます。)
※生徒・保護者のプライバシー保護のため、問題の分析・検証に影響のない情報について一部改変して構いません。
※ご提供いただいた事例は、本研修会の研究協議のみに使用し、それ以外の目的では使用・開示いたしません。

定員

30名(申し込み順 ⇒定員になり次第締め切ります)
※参加は原則1校2名までとします。

参加費

無料(当協会会員各校の拠出金と(公財)東京都私学財団からの補助金で運営しております)

申込方法

11月18日(月)までに、下記の参加申込みフォームからお申込みください。

実施案内 


参加申込みフォーム


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