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教務運営研究会「講演会・情報交換会」 ‐学びを深めるための心理的安全性の確保‐

2024年度から私立学校にも合理的配慮が求められるようになりました。教務運営研究会では、夏期宿泊研修会でもテーマの1つとして取り上げ、まず法令的な考え方を学び、私たちのできることは何か、できないことは何か等の理解を進めてきました。この合理的配慮は、ともすると学級経営や教育相談といった場面を想起させますが、通常学級で多様化している生徒たちの実態を踏まえて、より多くの教職員が関わる「授業」の場でこそ対応が求められることです。

各学校では現在も対応を進められていることと思われますが、共有や蓄積の機会はあまりありません。そこで、本研究会では「学びを深めるための心理的安全性の確保」というテーマで、講演会・情報交換会を企画しました。心理的安全性を確保し、生徒たちの学びの場を整えることは、主体的・対話的な学びの土台であり、より深い学びへの第1歩であると考えられます。

本研修会は3部制で構成されており、第1部は、杉並区立済美養護学校で主任教諭を務める川上康則先生による基調講演、第2部はトークセッション、そして第3部では情報交換を行います。各校で抱える課題や工夫を共有しながら、他校での実践例をお持ち帰りいただくことで、自校の生徒たちにとってよりよい教育環境整備の一助となれば幸いです。
校務ご多忙な時期かと存じますが、多くの先生方のご参加をお待ちしております。

日時

令和7年2月21日(金)18:00~20:00(受付開始17:30~)

会場

アルカディア市ヶ谷(私学会館)会議室

講師

川上 康則(かわかみ やすのり)先生
杉並区立済美養護学校 主任教諭/立教大学 兼任講師
教務 川上先生.jpg

1974年、東京都生まれ。公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー。障害のある子供たちに対する教育実践を積むとともに、小中学校等からの相談にも応じている。「教室マルトリートメント」(東洋館出版社、2022年)、「教師の流儀 正解のない問いを考える」(エンパワメント研究所、2024)、「マンガでわかる はじめて特別支援学級の担任になったら」(Gakken2024)など著書多数。

内容

第1部 <基調講演>
授業での合理的配慮やユニバーサルデザイン、教室マルトリートメント(川上講師による造語。体罰やわいせつ行為など、しばしば報道される学校の不適切な指導や対応だけでなく、学校において子どもの心を傷つけるような指導。不適切な指導を広く定義。)等について、実践例を交えてお話しいただきます。

2部 <トークセッション>
参加者の皆様から事前に寄せていただく質問や悩み事を取り上げ、川上康則先生と教務運営研究会 大山智輝委員(獨協中高教諭、東京教育カウンセラー協会理事)でトークセッションを行い、私立学校に特有の状況に寄り添った回答を共有し、理解を深めていきたいと考えています。ご質問や悩み事についてはお申し込み後、回答用URLをメールでお送りいたします。(1月中旬以降順次送信)

3部 <情報交換>
参加校の先生方に情報交換を行っていただきます。各校で抱える課題や工夫を共有しながら、他校での実践例をお持ち帰りいただきます。

定員

50名(申し込み順 ⇒ 定員になり次第締め切ります)

参加費

無料(当協会会員各校の拠出金と(公財)東京都私学財団からの補助金で運営しております)

申込方法

2月17日(月)までに、下記の参加申込みフォームからお申込みください。

実施案内 


参加申込みフォーム


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