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芸術体育系教科研究会(美術)「講演会」 心を外在化させるアニメーション考
日本のアニメーション作品が国際的に高く評価されて久しいですが、商業的作品とは一線を画す、(世に問題提起するような)芸術性に特化した作品を創出しながらも国内外において高い評価を受けるアニメーション作家 山村浩二氏をお迎えして、創作の手法や思いについて伺います。
代表作「頭山」はじめ、数多くの作品は、我々教員たちが関わる諸問題[多様性に対応する考え方や評価、抽象的な思考力の育成や感性の鈍化が懸念される子供たちとの向き合い方等]に多くの示唆を与えてくれると感じています。
創作においては「心を外在化」させることを念頭に置いてきたという山村氏のお話を通じて、物語や音づくりなども含め、創作・創造することについて、共に見つめ直す機会が持てれば幸いと考えております。
校務ご多用の折かと存じますが、美術の先生方はもちろんのこと、教科を越えて多くの方のご参加をお待ちいたしております。
日時
令和3年10月7日(木)18:00 ~20:00(受付開始17:30~)
会場
講師
- 山村 浩二 氏(アニメーション作家/絵本作家/東京藝術大学教授)
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1964年生まれ。90年代「パクシ」「バベルの本」など子供向けアニメーションを制作。「頭山」(2002年) が第75回アカデミー賞にノミネート、アヌシー、ザグレプ他6つのグランプリを受賞、「今世紀100年の100作品」に選出される。「カフカ 田舎医者」 (2007年) がオタワ他7つのグランプリを受賞、アニメーション作品の受賞は100を超える。2021年、過去25年間の優れた短編監督25人のトップ2に選出。「おやおや、おやさい」 「ぱれーど」他絵本画家としても活躍。2017年、NHKおかあさんといっしょ「べるがなる」の作詞を手がける。川喜多賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞、紫綬褒章受章。映画芸術科学アカデミー会員(米)、ASIFA 日本支部理事、日本アニメーション協会副会長。
今年の8月には「ホッキョクグマすっごくひま」、11月には長編アニメーション「幾多の北」も発表。
内容
アニメーション作家 山村浩二先生の創作活動について
定員
40名 (申し込み順 ⇒ 定員になり次第締め切ります)
参加費
無料
申込方法
10月1日(金)までに東京私学教育研究所ホームページにてお申込みください。