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令和6年度「私学教員のための組織マネジメント研修」 自分の理念に気づき、グループダイナミックスを学ぶ
当研究所では今年度も学校組織の中で校務分掌や学年などの単位においてグループリーダー的役割を担う先生方を対象とする「私学教員のための組織マネジメント研修」を実施する運びとなりましたので、ご案内申し上げます。
プログラムの前半では、講師として東京大学大学総合教育研究センターより栗田佳代子先生をお招きし、教育の質を高めるためのアプローチとして注目されている、ティーチング・ポートフォリオ(TP)チャート作成のワークショップを行います。このワークショップを通じて参加者自らが教育活動を振り返って、自分の理念に気づき、その理念を軸に教育を行うことに向かい合います。また自校の建学の精神や教育理念ともすり合わせることでも明確化をはかります。そしてTPをグループ単位で実践することで、グループメンバー間の対話のきっかけづくりや深まりの効果も生み出していきたいと思います。
プログラムの後半では、学校における様々なグループが抱える課題を解決することを目標としたケーススタディ(事例研究)を行うことで、グループダイナミックスを学んでいきます。メンバーの関係性の良否が職場の一体化、そして組織目標の成功の条件となることは言うまでもありません。コミュニケーション力の向上を意識し、グループリーダーとして主体的に解決できることを目標に、それぞれが現場で活用できる実践的な方策を参加者同士の対話を通じて考察します。
ご多忙の折とは存じますが、多くの皆様がご参加いただきますようご案内申し上げます。
日時
令和7年3月25日(火)~26日(水)
開会10:30~(受付10:00より)
現地集合・現地解散
会場
日程
研修プログラム概要
【ワークショップ】
東京大学 大学総合教育研究センター
副センター長 栗田 佳代子 先生
教育活動の振り返りとして注目されている「ティーチング・ポートフォリオ(TP)」についての理解を深め、実際にワークシートを用いて自分の教育活動を振り返ります。参加者自らが自分の理念に気づき、自校の建学の精神の基で教育を行うことに向かい合います。このリフレクションによって自らの教育の根幹となる軸を改めて見出したうえで、日程後半の組織マネジメントの視点でのケーススタディにのぞみます。
またワークショップ後には、このリフレクションの取組が、自校の教育活動の改善にどのように活用できるか、という活用可能性についてのディスカッションの時間も設けます。
【ケーススタディ】
経験則に基づいたグループダイナミックスを学んでいきます。
グループの構成メンバー間に温度差が感じられることはありませんか。情報を共有すること、ベクトルをそろえること、人間関係の凸凹を埋めること、お互いに承認する関係にすることで、グループ内の温度差が解消されていきます。では、そのためにはどのようなことが必要になってくるのでしょうか?コミュニケーション力の向上を意識し、現場で活用できるよう実践的な方策を考察します。
私立学校という職場における風土や教職員の年齢構成、組織システムなど様々な要素(前提条件)を仮定したうえで参加者同士の対話を通じて解決策を見出す、グループリーダーとして主体的に解決できることを目標に行うケーススタディです。
参加対象
部長、主任職などグループリーダーとしての役割にある方(教務部長、広報部長、学年主任、教科主任など)
または準じる方(次年度よりその役職になる予定の方など)
定員
35名(申込先着順 ⇒ 定員になり次第締め切ります)
参加費
26,000円〔宿泊費等(1泊2日4食・シングル利用)・税込み〕
(その他の費用は当協会会員各校の拠出金と(公財)東京都私学財団からの補助金で運営しております。)
※申込時にご入力いただいたアドレス宛に「参加費のお支払い」「参加にあたってのお願い」について等、必要な事項を記載したメールをentry@tokyoshigaku.comよりお送りします。
申込方法
3月11日(火)までに、下記の参加申込みフォームからお申込みください。