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文系教科研究会(社会・公民)「講演会」 「公共」授業づくり入門
今年度から必修科目「公共」が始まりました。年間計画や具体的な授業案の検討を進めている先生、現在授業を行う中で疑問を持たれている先生もいらっしゃると思います。そこで今回は、横浜国立大学教育学部教授の重松克也先生をお招きし、ご講演いただく運びとなりました。重松先生は、これまで一貫して教員養成に関わってこられ、社会科教育学や現代社会のリスク、思考力・判断力・表現力などの新しく求められている力を社会科の中でどう構築していくのかを課題に研究されてきました。激動の21世紀を過ごす中で、我々教員はどう社会科の授業に取り組むべきか、授業実践のヒントを得られる大変貴重な機会となることと思います。校務多忙の折とは存じますが、万障お繰り合わせの上、奮って参加くださいますようご案内申し上げます。
日時
令和4年9月22日(木)18:00~20:00(受付17:30~)
会場
講師
重松 克也 先生(横浜国立大学 教育学部 学校教員養成課程 教授)
プロフィール
・東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科社会系教育講座(博士)
・東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科大学院連合学校教育学研究科指導教員
・所属学協会:日本NIE学会、日本社会科教育学会、日本教育方法学会
ご著書・論文
・共著『現代リスク社会にどう向きあうかー小・中・高校、社会科の実践』梨の木舎 2013年
・書きことばに着目した定量的な授業分析−規範が判断の視点に与える影響に関する実証的研究
2001年10月
・教育技術・方法改善を志向する授業設計の構造−アルフレッド・シュッツの『労働の世界』論を手がかりにして−(1) 2004年09月
・暴力についての大学生の意識 2014年02月
講師より(内容)
新たな科目の一つに「公共」が設置されました。おそらく、多くの先生方はこれまでと何が違うのか、これまでとどのように異なる授業づくりが必要となるのか等々について戸惑いを抱かれているのではないでしょうか。その戸惑いは何よりも、これまでの学習観から舵切りを大きく変えた新学習指導要領の要諦、それに対するギアチェンジに必要性を感じとっているためではないでしょうか。
そうした推測に基づいて、「公共」授業づくりの一つの基本型をお示ししながら、新学習指導要領の特色に若干触れつつ「公共」のねらいや特色(特に従来の「用語・概念」、「見方・考え方」等との異同)に焦点づけてお話しできればと考えています。参加者の方々の今後の授業づくりに少しでも資すれば、望外の喜びです。
ただ、予め確認させていただきたいことがあります。学習評価についてはさほど触れられないことです。先生方の目の前にいる生徒たちの学びにおける特徴と大きく関係するため、いわば学び分析が必要なのですが、時間の都合で割愛させていただくことをご理解ください。
定員
50名 (申し込み順 ⇒ 定員になり次第締め切ります)
参加費
無料(当協会会員各校の拠出金と(公財)東京都私学財団からの補助金で運営しております)