【研究所ブログ第65回】 「静電気メーターつくろう会」開催
7月31日(木)、法政大学中学高等学校技術室で、理数系教科研究会(理科・物理)は「つくろう会」を開催します。
今回は、数々の革新的な実験開発でご活躍の田中英二先生をお招きいたします。田中先生が独自に開発された静電気メーターの製作を通じて、電気現象の本質に迫る貴重な学習機会となります。
参加者の皆様には、田中先生直伝の静電気メーターを実際に作成していただき、完成品はそのままお持ち帰りいただけます。この装置は、帯電した物質の正負を瞬時に判別できる優れもので、電荷がプラスの物質を近づけると赤いランプが、マイナスの物質を近づけると青いランプが光るという視覚的に分かりやすい仕組みになっています。
完成した静電気メーターは、授業での実験教材として多方面にわたって活用できます。生徒たちは摩擦による帯電現象、電荷の移動、クーロンの法則などを理解するのに役立つかもしれません。また、この装置を使った実験により、日常生活で経験する静電気現象の科学的背景についても深く学ぶことができます。
静電気の理解は、現代社会においてますます重要性を増しています。電子機器の保護において、半導体デバイスの静電気による損傷を防ぐための知識や、医療現場での機器の誤作動防止、さらには日常生活での不快な静電気現象への対策など、幅広い分野で応用されています。
実践的な教材製作を通じて、生徒たちの科学への興味関心を高めるられることを期待しております。ぜひ多くの先生方のご参加をお待ちしております。