【研究所ブログ第64回】墨匠との技術体験

「芸術体育生活系教科研究会(書道)では、<「講演&体験型研修会」-墨を学び、墨で描く->を開催します。

詳しくは→こちらをご覧ください

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墨は古来より書や絵画に用いられ、作品の表情を演出する重要な役割を担っています。また、学習指導要領においては「用具・用材の特徴と表現効果との関わりについて理解すること」がねらいとされており、本研修会を通して墨のより深い理解につなげます。

講師は、日本の墨造りの95%を誇る奈良より墨匠をお招きし、墨にまつわるさまざまなお話をうかがった後に、型入れや磨り・書き比べによる実技体験を行います。この実技体験を通して、日本の美意識を体感することも期待できます。墨の濃淡による日本の美と、一つの素材から読み取れる多様な美的価値観に気づく機会となるでしょう。

意見交換の時間では、参加者の皆さんが感じたことを共有し、今後の授業における文化理解教育にも役立てることができると存じます。この研修を通して、書道教育が単なる技術習得を超えて、美的感性の育成にもつながることを実感していただければ幸いです。


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