【研究所ブログ第44回】理数系教科研究会(理科・生物)『センサ器具を活用』
令和6年12月7日(土)、株式会社ナリカ「2階実験室」で、『センサ器具を用いた実験による思考力・判断力・表現力の伸ばし方』をテーマに、見学・実験研修を行います。
詳しくは→https://k.tokyoshigaku.com/seminar/risuu/post-1978.html
自然科学では、現象の特性を分析するために、多様な実験道具を<媒介>します。たとえば、プリズムは、光を分光してスペクトルを観察するための光学装置ですが、今回活用するセンサの1つスペクトロメーターは、観察から化学組成や物質特性の解析にまで発展できます。プリズムとスペクトロメーターの比較をしてみると次のような違いがみえてきます。
このように実験道具が改良され、センサ機能が加わり、ICTと結合したりすることによって、観察・データ解析・発見など生徒の包括的な科学的思考を授業で展開できる可能性があります。
今回は、スペクトロメーター以外にも、酸素、二酸化炭素センサ、溶存酸素センサの活用、心電図センサの活用なども予定されています。『センサ器具を用いた実験による思考力・判断力・表現力の伸ばし方』を実際に道具を活用しながら議論を深めたいと思います。