2011-05-13
この度の東日本大震災は未曾有の被害をもたらし、多くの方々が犠牲となりました。衷心よりお悔やみ申し上げます。その後、復旧・復興に向けて様々な支援の手がさしのべられておりますが、当協会としても、被災生徒達の学びの場を提供すべく、3月末に各学校に受け入れ可能な生徒数等のアンケートを実施致しました。その結果、4月27日現在で、中学校と高等学校を合わせて約170校2,200余名の受け入れが可能になっております。協会としてはストレスと不安を抱えた被災生徒達が安心して学べる環境作りに必要な諸対応を、関係機関と詰めているところです。
今後は、各校で受入れた被災生徒のみならず、マスメディアを通じて悲惨な状況を見聞きし、心を痛めている在校生等への心のケアが長く必要になってくると考えております。生徒によっては、先生方や大人が感じている以上に重荷になっている可能性もあります。また、福島県の被災者に対する差別等の人権に関わる問題が報道されており、情報を正しく理解させる必要など、生徒に対する教育が今更ながら重要であると実感しております。
このような状況の中、生徒に対して適切な対応をするにはどのようにすればよいかなど、意見交換会の必要性を感じております。そこで、生徒に対して、学校でどのように対応しているか、また今後どのように対応をしていけばよいか等のアンケートを実施させていただき、それも参考に意見交換会を行いたくご案内申し上げます。趣旨をご理解いただき、別紙のアンケートにお答え下さいますようお願いいたします。
この意見交換会には、スクールカウンセラー、教育相談を担当されている先生、「教師のためのカウンセリング実践講座」を修了された先生方を中心に多くの先生方にご参加いただければと存じます。
記
1.日 時 平成23年6月9日(木)午後6時~午後8時30分
2.会 場 アルカディア市ヶ谷(私学会館)5階会議室 穂高
3.内 容 ・「東日本大震災被災生徒への中高協会の対応について
一般財団法人東京私立中学高等学校協会 副会長、 東京私学教育研究所 所長
清 水 哲 雄
・「アンケートの報告」
学校教育相談研究会 委員長、 京北中学高等学校 校 長
川 合 正
・「危機対応として求められる私立学校でのカウンセリング的アプローチ」
学校教育相談研究会 委員、 武蔵高等学校・中学校 スクールカウンセラー
髙 野 利 雄
・「私立学校における危機対応の現状と今後」
ご参加の先生方にグループに分かれて意見交換を行っていただき、
その後、各グループの代表より全体会で報告をしていただきます。
4.募集人数 90名(定員に到達次第、締め切りとさせていただきます)
5.参加費 無 料
実施案内はこちら
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